生きているだけで素晴らしい。
生きているだけで、誰かの役に立っている。
いきなり何事かと思うでしょうが、この言葉は紛れもない事実です。
俺がそれに気づいたのは、NHKでやっていた[猫のしっぽ、カエルの手]という番組での事でした。
とあるハーブガーデンの土づくりをしていた方が、自分のガーデンの土壌改良をしようとしていたときに、ミミズをつれてきた場面を見て思ったんです。
ミミズは、土中の微生物等と同様、堆肥(たいひ)や腐葉土(ふようど)などの有機物を[食べて]、植物が栄養素を吸収しやすい形に変化させるという重要な役割があるらしいのです。
他にも、粒上の糞をすることで土中の通気性を良くして植物を元気にするという役割も。
ミミズも植物も土も、それぞれが自然に、自分なりに振る舞うことで、それぞれに良い影響をもたらしている。
これ自然のなかだけの話かと思っていたのですが、考えてみると、実は人間の社会にも同じような仕組みがあるような気がしたのです。
特に精神面で。
例えば、自分の好きを追求していった人が、その道を好きな人だけがわかる偉業を成し遂げたとします。
そうしたらその偉業を見て、同じ事が好きな、一歩を踏み出せずにいるどこかの誰かが勇気付けられるかもしれない。
そうして踏み出した本当に好きなものと生きていく道で、その人は成功するかもしれない。
そうしたらまた、その成功を誰かが憧れてどんどんその道は発展していく。
一番最初に自分の好きを追求した人たちは、こんな広がりを予想したでしょうか。
いいえ、きっと夢にも思わなかったかもしれません。
ただひたすらに、自分の好きを追求したからこそ、誰かの心を動かした。
本気のパワーってすごいんです。
ちょっと毛色は違いますが、かの江頭2:50さんや、サンシャイン池崎さん。
彼らも、見るからに伝わる本気、これでひとを笑わせるんだという迷いなきまっすぐな信念があったからこそ、人の笑いのツボにバシっと届く、良い時間を提供できたのだと思います。
他にも、MMDという技術を使って3DCGを踊らせたり、あるいはドラマを作ったり。
作りたい、やりたいという強い思いとその成果が、どれだけ多くの人の未来を作っていくのか。
自分が自分であることというのが、どれだけ世界に良い影響を及ぼすのか。
人の数だけ物語があるので想像なんて軽く絶するでしょうが、地球というのは行動の星です。
やらずに後悔するよりやって後悔という言葉もあります。
自分がした行動が多くの人に良い影響をもたらすのだと、信じる信じないは自由ですが、ここに、信じたい事実の例を提唱する次第です。
もしかしたら別の表現方法もあるかもしれません。
こういった知識は多くの人に広まって欲しいので、これからもなにか良い例えが思い付いたらあげていくつもりです。
それでは今回はこの辺で。