世の中で認められない俺だからこそ、書ける文章がある。
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というマンガを読みました。
よりによって声に出しながら。
俺はこの漫画を読んで、自信の有る無しじゃなく、自分が世の中に何を残すかという事を考えずにはいられませんでした。
この作品を知らずに読んだ人に、どれほどの価値観の変化が起こるのか、想像するだけでも楽しくなります。
と同時に、今まで全く人に理解されず、信頼できる人に話してもあっさりと裏切られた、伝えることに恐怖心を覚えた俺が、こんなに満足した顔で思想を表現できるとは思いもよりませんでした。
もしかしたら俺には、自信があるのかもしれません。
いままで、自信というもののとらえ方が間違っていただけかもしれません。
この本を読んで改めて思う自信とは、
周りで言う自信の有る人の価値観を真似するのではなく、自分が生きやすい環境を選択し、その環境を選んだ自分を認めることだと思います。
世間一般的に言われる自信の有る人というのは、とにかく明るくて、他人にも全く臆さず、怖いもの知らずで人生を謳歌しているような人でしょうか。
でも今回身に着けた俺なりの自信の有り方とは、俺であれば、今まで全く受け入れられなかった主張を多くの世界に発信することで、その文章を読んで勇気づけられる一人のために書く、という事です。
今まで多くのブログ、映画、マンガを読んできましたが、その多くに俺は感動を覚えました。
しかし昔の俺は、その感動を作者に届けるのは、恥ずかしくてしていませんでした。
もしかしたら。
もしかしたらですが、この文章を読んで自分の主張を世界に向ける覚悟をする人が出るかもしれない。
もちろんそれは文章だけでなく、音楽、イラスト、マンガ、劇、すべての創作物に言えることです。
そんな人が一人でもいてくれるなら、俺はそれだけでこの世に生を受けたかいがあります。
正直この主張は、作者さんが作品を通して伝えたかったことじゃないかもしれない。
でも、その主張を見て何を思うかはあくまでも見た人の自由です。
創作物というのは、鎖から放たれた猛犬のようなものです。
世の中に向けて発信した直後、多くの人を傷つけ、あるいは救う。
俺はこの文章で誰かを救えているだろうか。
ネットの海に流された言葉を拾った人は、どういう心境でこれを読むのだろう。
四畳半の部屋から放たれたこの文章、最後はどこまで行くだろう。
そんなことを考えてしまうくらい、面白いマンガです。
やっぱり俺にはまだ、自分発信の文章しか書けそうにないです。
いつか見る人を意識した文章が書けるようになればいいな。
PS.さて、二度目の「座右の銘」です。
なんの因果か、今回はちょっと励まされているような言葉でした。
普段あまり目立つ存在ではなく、あいつはなにを考えているのだか・・・などといわれていた者が、ひとたび立ち上がって事を起こすと、世間をあっと驚かせるようなことをやって成功する。
そんな人のために使われる言葉。
だそうです。
見た瞬間「三年寝太郎」を思い出しました。
保育園のころに読んでもらった絵本の中で、不思議と心に残り続けているお話です。
三年間食っては寝てを繰り返し、何の仕事もしなかった一見ダメ人間のような人が、
ふもとの村の干ばつの時に、近くの川から水を引っ張ってくるという偉業を成し遂げて村の人たちから見直されるという話です。
保育園のころにこの話が心に残ったのは、当時の俺が、今の俺のこの状況を予見していたからでしょうか。
将来の自分がたとえ世間に認められなかろうと、前を向く意思を失わないように。
この漫画を読んだことも、座右の銘を開いてこの言葉が出てきたことも、偶然の一言で片づけられるでしょう。
ですが、俺はこの偶然を運命的なものだと解釈すれば、今までより明るく生きられる気がします。
どちらを信じたほうがより幸せか。
俺に限らず多くの出来事に言えることですが、結局のところ重要なのは、自分がどちらを信じたいか、だと思います。
昔から言うでしょう?占いは、いいことだけ信じろって。
貴方は偶然と運命、どちらで信じたいですか?
ああ、一応言っておきますが、本当に偶然開いたページに書かれていたことですよ。
信じたくないならそれも選択肢の一つですが。
それでは。