この世で自分の理想に最も近い存在。

貴方の理想とする人はどんな性格の人でしょうか。

勇猛果敢に問題に飛び込んで解決する人でしょうか。

他人の悩みに割って入って

傷つけてでも引っ張り出す人でしょうか。

どんな悪人も包み込んでまるごと癒す人でしょうか。

俺の理想の人物像は、
・自分を省みることが出来る人
・自分の一番見たくない所に立ち向かえる人
・沢山の知識で多くの人を活かす選択肢を提示できる人
でした。

実はこの世には、自分の理想とする人物像に

もっとも近い存在が確実に一人、全ての人に存在しています。

それはだれ在ろう、「貴方ご自身」です。

この世界には特別な能力を持った

凄い人達が沢山いますが、

貴方の理想の細かい所まで完璧に理解し、

そこに至る努力が出来る人はこの世で貴方だけなんです。

他にも貴方の理想に近い人はたくさん居るでしょう。
でも、ほんのちょっと理想と違う。
そこを愛嬌と見て納得できるなら良いのですが、

あまりにも理想にかけ離れた性質をひとつでも有していると、

その人から学ぶこと自体を止めてしまう人がいます。

いわゆる「失望」という奴です。

ですが失望するというのは悪いことではありません。

あなたがその人に失望し、

見るのも嫌になったということは、

その人からその時に学べる事を学び尽くし、

一度離れる機会が来たということなのかもしれません。

あるいはそのまま縁が切れるかも知れませんが、

それは貴方が貴方自身の理想の自分を

叶えるために下した一つの決断なのです。

どうか我が道を進むことを恥じないでください。

貴方にしか実現できない理想が

貴方の選択した道の先で待っているのですから。

ただもし、また過去の尊敬の念を抱いた人の元に

戻る理由が出来たならば、

その選択もまた必要なものだったと納得してください。

そして、その選択をするこの地点まで

辿り着けた自分を誇ってください。

またその人に教わることがあると気づけた時点で、

過去の貴方よりは確実に成長しているのですから。
見る目を養って戻ってきたのですから。

その時にはきっと、

これから教わるであろうあれこれ、

今まで教わってきたあれこれに感謝の念を覚えるはずです。

学ぶ喜びを体験して来た貴方ならば、

出来ないわけがないんです。

そしてもしよければ、

その貴方の成長を陰ながら大喜びする者が

ここに一人いると思い出して頂ければ幸いです。