在り方探し。

いわゆる雑記ブログです。

流れに身を任せ着々と進み、果ては大事を成すゲーム「Flowery」

floweryというゲームを、知っていますか?

 


www.youtube.com


www.youtube.com

www.jp.playstation.com

Kellee Santiago氏 (Producer & Co-Foudner, thatgamecompany)

Flowery』の制作は、決して最初からゴールまで一本のレールが敷かれていた訳ではありません。
非常に抽象的で難しい題材であったというのもあり、いろいろな試行錯誤をしてきました。
最終的なゲーム性もたくさんのプロトタイプで試しながらやっと方向性が決まりました。
複数のバージョンのストーリーやキャラクターも作りましたが、けっきょくどれも使用しませんでした。

この作品ではプレイヤーに新しい体験を味わってもらいたいと思っていたので、制作過程は霧の中を歩く思いでした。
最終目的地は、はっきりしているのですが、そこまでの道のりが見えなくて、たくさんの試行錯誤をするしかなかったのです。最後はやっと光が見え、みんなでその希望に向って、茂みをかきわけてドブを飛び越えて、猛ダッシュする感じでした(笑)。いろいろと大変でしたけど、最終的には良かったのだと今は思っています。

 

 

発売されたのは2014年と大分前なのですが、

英国アカデミー賞ゲーム部門では芸術賞を得ている

非常に意欲的なゲームです。

 

一言で言うならば、

「枯れた大地に緑を取り戻しつつ、花びらを集めて旅をする」ゲームです。

 

小さな行動の積み重ねが大きな成果を生むことを、

このゲームは鮮やかな表現でもって示してくれています。

 

初めは小さな花びらですが、

折りにつけプレイヤーが操る風に乗って、

いずれは大草原を蘇らせるという大事を成し遂げます。

 

この花びらが旅する世界は、

なにも安穏な草原ばかりではありません。
尖った岩の点在する寂しげな丘や、

雷と雨の騒がしい中、ひしゃげた鉄塔の間をすり抜け、

点在するつぼみを追いかけたりもします。

 

まだまだ晴れやかな気分になるには厳しい世の中ですが、

流れに身を任せて自分に出来ることを一つ一つ重ねることで、

ひいては目の覚めるような成果を産むことも可能なんです。

 

挑戦というと身構えてしまうのが人の性(サガ)。

 

ここはひとつ吹いている風に身を任せて、

目の前に来る問題にそっと触れてみてはいかがでしょうか。
柔軟に、流れるように。

 

あの一枚の花びらのように。
背後から吹き付ける風に背中を押されるように。

 

振り替えればまずはひとつ、咲いているはずです。
たった一輪だって、咲いている花は大きく花弁を開き、
成し遂げられた自分を強くたくましく表現します。


これ程力強い存在をこの世に生んだ貴方なんです。
ちゃくちゃくと積み重ねれば、きっと出来ないことなんかありませんよ。

 

今回の記事はちょっと寒く感じるかもしれませんが、自分に酔わなきゃ創作なんてやってられません。
大目に見ていただけると助かります。
それでは今回はこの辺で。